
リンゴ病 伝染性紅斑の恐怖のお話
リンゴ病
リンゴ病は正式には伝染性紅斑と呼ばれる子供に多い感染症の一つ。リンゴ病と呼ばれるのは症状で頬がリンゴのような赤くなる為、このように呼ばれています。
ではリンゴ病とはいったいどんな病気なのか早速ご紹介しましょう。
リンゴ病の感染経路について
リンゴ病はヒトパルボウィルスB19と呼ばれるウイルスが原因で感染する病気。くしゃみのつばなどの飛沫感染や、肌からウイルスがうつってしまう接触感染がほとんどです。感染者の年齢で多いのが5歳~9歳までの子供でその次に乳幼児となっています。
感染が広がりやすいのが学校などの集団生活。ピーク時期は1月から7月までと期間が長いことも特徴になっています。流行するのが5年ごととも言われていますので、予防心配になる年は特に念入りに予防対策を行うことが必要とされています。
症状である顔の紅斑がすぐにわかるような状態はすでに感染している可能性が高いのですが、このようなはっきりした症状が出ない場合もありますので注意しましょう。
リンゴ病の症状
リンゴ病の始めの症状は頬が赤くなること。徐々に手足にも紅斑が広がり、全身に広がる場合もあります。この症状のピークは約1週間程度で収まるのですが、その後も消えたり出たりを繰り返す状態が1か月ほど継続します。頬の赤い症状が出るまでに微熱があり、風邪と勘違いやすい点も特徴の一つ。
この初期の段階が一番ウイルスの感染力が強いため、飛沫や接触による感染が広がりやすい時期でもあります。
しかし初期の段階ではリンゴ病であると判断するのが難しいため、風邪のつもりで学校に行ってしまう子供も決して少なくはありまっせん。感染が広がってしまうのはこの初期段階の対応によることが原因ですね。紅斑が出る段階になるとウイルスの感染力はほとんどないと主言われています。
予防方法はどうしたらいいいの?
リンゴ病には特効薬がないため、大切なのは予防をしっかり行う事。妊婦さんが感染すると重症化する恐れもありますのでご注意くださいね。
治療は毎日の手洗いとマスクの着用。風邪のような症状が始まったらしっかりマスクを着用をして感染を広げないことも大切です。またリンゴ病は合併症を起こす場合もあり、貧血発作や関節炎なども心配になります。不安な時はすぐに医療機関で診察で受けましょう。
検査では溶連菌との関連性をチェックするために同時に検査を行う場合もあります。また日頃から体調を整える健康管理を意識する点も重要ですね。リンゴ病は一度感染すると免疫が付くため、また感染することはないといわれています。